今日は、正しい配膳の位置と意味についてお伝えします。
「ごはんと味噌汁」では、
どちらが右でどちらが左か知っていますか?
日本の食文化なのですが、知らない方が多い配膳の位置。
その意味や役割を知ることで
食卓が整えやすくなりますよ。
お子さんの食育、という観点でも、
意味とともに
正しい配膳の位置を教えたいですね!
なんとなくしか知らなかった方も、
もう知っているよ、という方も、
あらためて確認してみてくださいね!
正しい配膳の位置これが正解!
ごはんと味噌汁の配膳
正解はこちら↑です!
ごはんは左、味噌汁が右ですね。
ちなみに、おかずはというと、
ごはん・味噌汁よりも奥に置き、
左から副菜・主菜の順番で並べるのが
正しい配膳です。
また、この他に、
常備菜、お漬物、佃煮などがある時には
真ん中に置きます。
この並べ方、
「お箸を運びやすい」という以外にも、
実はしっかりとした理由があるのです!
正しい配膳の位置その理由は!?
1ごはんと味噌汁の位置
日本では昔から、大切なものを左に置く
左上位の習慣がありました。
温暖湿潤の気候の土地でのみ育つ米は、
私たちの体をつくる大切な食物。
なので、ご飯は左。
血液や栄養分を
体のすみずみまで運んでくれる、
ポンプの役割の心臓も
私たちの体の左側にありますね。
体をつくるものは左
体を整えるものは右。
そう覚えると、わかりやすいですね。
2 上と下で考えてみると?
右と左、以外にも、
実は上と下に置くものにも
意味があります。
どういうことかと言うと、
下にあるものが体を維持していくために、
生理的に最低限必要なもの。
上は文化的、情緒的に必要とするものです。
なので、朝ごはんや、時間がない時には、
下にあるもの=身体を維持していくために必要な、
ごはんと味噌汁(汁物)さえあれば、大丈夫!
そんなふうに考えることができますね。
いかがでしたか?
配膳の位置だけでなく意味や役割がわかると、
食事の基本は、
身体をつくる「ごはん」と体を整える「味噌汁」、
ということがわかりますよね!
ついついおかずに目が行きがちですが、
ごはんと味噌汁を何にするか最初に決めると、
献立も考えやすくなりますよ。
明日からの献立づくり、配膳の参考になれば嬉しいです。